IRコミュニティにて記事を書いてくださっているライターについてご紹介します。
プロフィール
氏 名 ：上場会社CFO どん
所属企業：マザーズ上場企業
キャリアサマリー
| 大手監査法人 入所 |
| 東証一部上場会社 出向 |
| 上場準備会社 入社 → マザーズ上場 |
大手監査法人に入社し会計監査や内部統制監査に従事、東証一部上場会社出向を経て、上場準備会社（現在の会社）に転職しました。同社では上場準備の実務担当者としてマザーズ上場に尽力しました。現在は同社のCFOとして経理・財務・IRの統括をしております。
キャリア選択のきっかけ
元々飽きっぽい性格だったのと、就職活動時期に行きたい会社が見つからなかったことから、資格があれば転々としても食べていけると考え、公認会計士を目指しました。監査法人でキャリアを積んでいくうちに、外部から会社を監査するだけでなく、会社の内部も知りたいと思い、東証一部上場会社に出向しました。その後、部活の先輩に誘って頂き、今の会社に入社しました。私の周りには会社を立ち上げた先輩も多く、IPOにも興味があったので願ってもないチャンスでした。
現在の仕事の内容
CFOとして決算業務や出納業務、予算策定を統括しております。IRとしては、開示書類準備、証券会社・東証対応、機関投資家／個人投資家対応、各種IR説明会やセミナーへの登壇など、業務全般を担当しております。
また、IPOの実務経験を活かして、個人的にIPO準備会社の支援もしております。
IR担当として心掛けていること
IR業務は初めての経験であり、上場当初は情報収集に奔走していました。その時培った「情報は自分で取りに行く」という姿勢を今も心掛けています。また、ありきたりではございますが、株主の皆様をはじめとする投資家の皆様と意見交換し、自社の強みや弱み、成長戦略を振り返ることで、企業価値・株主価値の増大に努めております。
日々の業務の中ではやはり、適正な情報を適時適切なタイミングで漏れなく開示していくこと、そのためのオペレーションの構築と改善を意識しております。
自身の強みとIR業務
私自身の強みは、オペレーション能力と旺盛な好奇心だと思います。監査法人時代に培ったオペレーション実行能力、特にクライアントとのコミュニケーション能力とチームマネジメント能力はIR業務に直結する力になっています。また、世の中のニュースにや他社の取り組みに興味を持ち、目を向けることも、経営戦略を考えるうえで大事であり、こちらもIR業務繋がっています。
IR担当者に向けて一言
現在の会社はまだ時価総額が大きくなく、大企業でIRをされている方にアドバイスできることはありませんが、当社と同じような規模の会社、新任のIR担当者様に向けては、実務面での課題や悩みに関して有用な情報提供ができると思います。
日本ではIR業務はまだまだマイナーな職種かもしれませんが、会社を市場に「売る」という大事な仕事であり、業務を通じて会社や資本市場の理解を深められ、社会人として自身も成長できる価値の高い職種だと考えおてります。
一緒に頑張っていきましょう。
